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Humanity 一本道エディション

今回紹介するのは、同人サークル・non colorの新作「Humanity」の体験版です。
体験版紹介は2年ぶりっすね…。



近未来のお話。便利な世の中になって、人類は働かなくなった。それではどうしようもないから、代わりに亜人という存在を作り出して働いてもらうことにした。
高野与一は、そうやって生まれてきた亜人の一人。人間たちが都合よく使うため、感情の起伏がなく能力も平均的になるよう作られているはずの亜人。その中にあって、与一とその友人たちは非常に感情豊かな「出来損ない」であった。
そんな彼らが、人間の通う学校に転校することになって……。

こんなあらすじで始まる今作。ここから亜人と人間の軋轢を軸に、我々の倫理観を揺さぶる物語が――とプレイ直前には思っていました。
しかし、しかし。始まったのは息もつかせぬギャグの嵐。どんな場面だろうが主人公たちはボケるのをやめません。感情の起伏の少ない亜人の中ではおろか、人間を含めても大分テンションの高い部類に入ってしまう彼らの馬鹿馬鹿しいやりとりに抱腹絶倒です(本人がおっしゃっていたように、その内容は「間口が広い」…つまりパロネタが少なく、個人的には好印象です)。
とかく、読んでいて「こんなにギャグばっかりやっていては話が進まないのでは?」と不安に駆られるほどの密度のコメディが繰り広げられます。

そして実際、この体験版では(感情的な意味で)ミスフラットの異名をとる亜人・鷺洲というキャラのルートが丸々入っているのですが、他のゲームでいう展開らしい展開はあまりありません。
しかしEDに到達してみると、確かに彼らの関係も人間性も前進していて、それがあまりに自然でした。それは『「人間性」というのは、何も特別じゃない馬鹿馬鹿しい日常に根付いている』、という昨今のシナリオゲーへのアンチテーゼにも捉えられて。うむ、深い(深読みかも知れませんが)。
現段階では設定がまだまだ活かされてないことと、会話の端々から読み取れる亜人と人間の関係性の問題を鑑みると、これからシリアスに向かう可能性も十分ありますが、それはそれで一興。ここまでひたすらコメディ要素を推してきましたが、(あっという間にギャグに流されて長続きしないのですが)シリアスな場面も面白そうと思うほどには散りばめられていたので、どう転ぶにしても期待期待!

あと主題歌スキーとしては、EDと予告で流れたボーカル曲が非常に気になります。しかもそれぞれ違う曲という…。情報が全く出てないのですが、本編やったら流石にわかりますよね? どちらもアコースティクな感じで爽やかないい曲です。
それだけでなく、ライターのはと氏が同時に手がけるBGMはなかなかに良い曲が多かったです。特にベロニカのテーマは、展開が面白くてうっかりフルで聞き入ってしまいました。



5月1日配信のはとらじ(ライターの方がネトラジをやってます)では、もうコミティアで発売できるのが確定しているらしいので、楽しみです。
その際にはこのサークルの過去作も手に入れてみたいと思います。

それでは、以上で。
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エロゲ体験版 | 【2010-05-02(Sun) 13:53:17】 | Comments(-) | [編集]

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