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StarTRain

ついにコンシューマ化!・・・ということで今回はmixed upの「StarTRain」の紹介です。とりあえず初めにキャッチコピーなんかを。

「ふたつめ。みっつめがある。だから、初恋なんだ。」

幼い頃から憧れていた一つ上の先輩、奈美とついに付き合えることになった司。しかし、関係は特に以前と変わらない姉弟のようなもの。続くのは恋人らしいことを何かするでもない日々。
そんな中、司は奈美の視線の先に自分がいないことに気づき始める。それでも認められなくて、焦って、特別な「つながり」さえあれば彼女を繋ぎとめられるんじゃないかと思って、失敗して。奈美との距離を改めて思い知らされる。
ぎこちなくなる関係。以前以下の状態。ただ、司の奈美への思いは変わること無く。
そうしてやって来た七夕祭りの日。
「先輩が幸せになりますように」
司はある決意を固めた。

プロローグ、もとい体験版のあらすじはこの通り。車輪の国とは違ったインパクトのあった体験版でした。Hシーンでジンとキたのはこれが唯一ですね。奈美のある一言が効きます。展開自体も個人的には衝撃的なものでした。
そして物語は1年後に飛びます。主人公の傷心→ヒロインが癒す、という単純な展開を予想していたので更に驚きました。まぁ一番最初にそんな描写はある(というかそのまま)んですが。
ヒロインはとりあえず3人。それぞれのルートに個性があります。奏ルートは、展開はベタなものの、片思いの少女の思いを、後悔を、葛藤を丁寧に描いています。飛鳥ルートでは、辛さを堪え気丈に振舞う彼女の心理が、親子の間の感情を交えて描かれます。蓬ルートは、互いに前の恋人を引きずる者同士が、悩み、苦しんでなにか答えを見つけようとする姿を描く、ある意味リアルな話です。どれも青臭いものの、青春の心理を上手に表現しているのではないかと思います。
そしてその先に、もう一つの物語があります。失意に沈む司を更に襲う絶望。いかにして司は乗り越えるか。このゲームが「StarTRain」足るに欠かせないシナリオです。
この作品のシナリオで凄いのは、特に何か大事件を使うこと無く(例外が一つありますが)物語を紡いでいることです。その分ヤマ場に欠け、冗長な感じになっているかも知れませんが。丁寧な心理描写、心を掴むセリフ回し。それでいて少しベタな展開。登場人物に感情移入しやすい文章でした(まぁその辺はかなり個人差があると思いますが)。
そしてボーカル曲のシナリオとのシンクロ率は異常です。OP曲は奏ルート、ED曲はトゥルーエンド(個人名を使うとなんか違う気がするので使いません)そのものな感じです。今更気付いたんですが、作詞曲者のmi:cs氏はディレクター&プロデューサーなんですね・・・(汗)。監督+作詞なら分かるものの、作曲までこなすとは凄い人です。それにしてもi.o soundとmixed up・eighth noteは関連会社(ブランド)なんでしょうかね。
他の演出面でいうと、EDムービーの出来は秀逸すぎる気がしますね。何故かあのムービーを作ってる会社の詳細が不明ですが。ヴィジュアルは、あの不安定さがどうにかならないものかと思います。雰囲気は好きなんですが。
そして日付が変わるときのアレ。シュール過ぎて失笑せずにいられません。シリアスな時に来るのは本気でやめて欲しいですが。
声優はなかなか。演技の幅がいる役に安玖深、ツンデレに風音。サブの涼森と新沢もいい味出してると思います。二役が多いのが少し気になりましたが。

この作品、良作だと思うし、全体的に青臭いので、コンシューマ移植して18才以下に客層が広がるのはいいと思うのですが、上にもありますがプロローグでのインパクトをHシーンが担っている部分があるので、そこが心配です(だから買って確かめる!という思考に行き着く自分が嫌になりますが・・・)。逆に言えば、そこを乗り越えればコンシューマでも充分に評価できる作品になるでしょう。さて、11月が楽しみ♪

そんな感じで紹介を終わります。

そういえばStarTRainってどう略せばいいんでしょうね?仲間内では"ティレイン"なんて呼んでますが・・・。
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エロゲ製品版 | 【2007-08-13(Mon) 14:06:13】 | Comments(-) | [編集]

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